さようならなにわばばちゃん1

駅の自動発券機の前で女の子が小銭を落としてばら撒いたそうな





「ゴッテゴテにネイリングされたあんな長い爪でちゃんと拾えるんかいな? と思って観ててん」





手伝わないで?





「うん ”一緒に拾ってあげる” とかせえへんねん

ちょっと離れたとこからず~っと観とったったわ

??いったいどうやって拾うんやろう?? って

苦労しとったけど爪の先で起こしてもう片方の手で掬って

器用に集めとったわ

ひとつ残らず!」





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一緒に電車に乗っているとき ”長男をアメリカで出産した話” になり

質問してみた





一人で不安じゃなかった?





「ちっとも!」





日本の産婦人科と比べてどうだった?





「向うの産婦人科はやたら内診せえへんねん!





という声がしーんとした電車内に響き渡ったのだったヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ












鋭い観察眼を持つクールで賢い姉御肌

根性も肝も据わった世渡り上手

歯に衣着せず本音をズバッと言って笑わせる

強いのに繊細で優しくて親切で面倒見がいい

私にとっては肝っ玉御姐さん的存在だったかもしれない



超方向音痴の私が違う方向へ行きかけると

「アンタ大丈夫かいな? ちゃんと一人で帰れるんか?」と心配して

よく電車の改札までついてきて

「はい この線に乗るんやで」と見送ってくれた



よく食べよく喋りよく笑わせてくれる典型的な浪速のおばちゃん

・・・わたしは密かに彼女のことを”なにわばばちゃん”と呼んでいた






切れ切れに付き合って20年近くになるけど

その間お互いにとってしんどいことが重なった時期があり

それ以来気になりながらもしばらくご無沙汰してた



数年前の夏 ひっきー真っ只中の私を見舞いに

たくさんのパンと焼き菓子を持って子分を連れて家まできてくれたっけ

そしてまたいっぱい笑わせてくれて・・



去年の初夏あたりにばばちゃんの(苦しんでる)夢をみてこれは?と思い

すぐメールしてみたら

「えーーーっ!?うっそ~!実は・・・」

と入院治療を繰り返していることを教えてくれた



そしてやっと治療が一段落したとのことで昨秋やっと久久々々のランチデート

神経質な私のことを気遣ってオーガニックレストランに連れてってくれた

「まだ生きとるで 髪の毛はないけどな」 と おどけながら

病気のこと自分のこと家族のこと昔のこと・・たくさん食べてたくさん喋った



陶芸楽しかった~ 面子も良かったし

と一緒に陶芸をやってた頃のことを懐かしむばばちゃんの声が

何故か淋しくて悲しそうだった



中之島の公園に行ってみたいなと言ったら

あまり長距離を歩き回れないし風邪を引きたくないというので

近くのカフェで2時間ぐらい過ごして



今日はありがとう楽しかった

またランチデートしよな~ と言って別れた


















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by nanoo6B | 2016-01-25 00:35 | 友達 家族