ひっきーを卒業する



鬱状態の彼女はとても無力だった

どんなことにも関心が持てなかった

動くこと 目を開けることさえ苦痛だった

しばらくのあいだは そんな自分を恥じる気持すら湧かなかった

彼女は 恥も 愛も 罪悪感も 希望も 何ひとつ

どんな感情も持てなかった

母が入れてくれなければ お風呂にすら入らなかったろう

そして日に日に痩せていき 弱っていった




それから ある日突然 その鬱状態が晴れた

ついさっきまで闇の中で絶望に浸っていたのに

気がつくとそこから出て光の中に立っていた

気分がよくなり 楽観的な見方ができるようになっていた

強さが戻ってきた

何がこの変化を促したのか それはわからない

ただ 再び元気になった

(バーバラ・ヴァイン*煙突掃除の少年 より)







凹から凸への状態の変化を見事に表している部分です



このような変化を体感したことのある方にとって



それからの日々は文字通り光り輝く第二の人生となることでしょう







居てもたってもいられず外へ飛び出す人もいるかもしれないけど



まあだいたい最初は



おずおずと窓越しに外を見つめる ぐらいから始めるでしょうね






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身体が軽くなったように思い



外へ出ることに恐怖やためらいを感じることもなくなり



勇気がなくてもいつでも(ベランダのサンダルではなく 笑)靴を履けるようになり







いつまでも居たかった安全な暗闇を抜け出す前のためらいや



わけもわからず襲ってくる恐怖を自覚し



距離を置いて眺められるようになる







虚無から抜け出して自分を明るい陽射しの中に見出し



自分の中に閉じこもっていた自分を静かにあたたかく眺められるようになる







引き篭っていることさえ肯定することができるようになる










医者や投薬とは一切無縁でも



こんな魔法みたいな治癒の瞬間が訪れることもあるのですね














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by nanoo6B | 2015-02-09 10:55 | 思うこと