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天真爛漫を失うとき





お昼を一緒に食べながら


昔(幼児期)の自分は陽気でものすごくお喋りだった(らしい)と言ったら


家族が驚愕していた






天真爛漫を失うとき_c0265773_17452378.jpg













前日までどこにいようと周りに誰がいようとおかまいなく


大きな声で思ったままのことを陽気に喋っていた息子がある日突然


バスや電車の中では


私の耳もとに顔を寄せて小さな声で内緒話をするようになった




それまで叱ったり注意したりしたおぼえはなく


大声で話しかける息子に答えるときに


どうしても小声になってしまっていたから自然にそうなったのかもしれない




公共の場での正しい在り方を学習したのだな


と嬉しさ半分


無垢な魂が傷付き失われたような気がして


寂しさ半分





天真爛漫で穢れなき赤ちゃん時代が終わり


周りに気を遣いながら生きなければならない大人への入り口


悲しければ泣き楽しければ笑い喋りたいことを喋るありのままの自分を


受け入れてくれない人や時や場所があるのだということを悟る


という いわゆる物心がつく瞬間を目撃したわけで・・・


そのときのことを思い出す都度


朗らかでお喋りなままの自分をキープできなかった母子のDNAとその環境を想い


哀しくなる




物心ついてもなお朗らかでお喋りな(明るい性格の)人というのは


どんな環境で作られるのだろうか?














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by nanoo6B | 2016-07-09 17:55 | 思うこと